薪ストーブを導入する前には、いろいろな意見を目にすると思います。今回は薪ストーブライフのメリットとデメリットについてユーザーの視点で書いています。
今回の記事では、私が薪ストーブを導入するまでに、調べたり聞いたことについてまとめてみました。
最近では薪ストーブに興味がある人に、薪ストーブを設置してどうだったのかとよく聞かれます。実際に工務店のお客さんに薪ストーブを導入してどうだったかを本音で話すことがあります。そのときにはいい事だけではなく、設置してからの苦労や導入時に気をつけていることなどを話しているので、それらについてまとめてみました。
わたしが導入前に得た情報源
建築関係の住宅関連の本では、薪ストーブはとてもオシャレで、導入している様子を見るとわくわくするものです。さらに薪ストーブの本を読むと肯定的な意見しか載っていません。しかし、ネットで調べてみると薪ストーブに対して批判的な書き込みも目にするでしょう。
わたしの経験では、身近な人が薪ストーブを持っていなかった点も不安な要素のひとつでした。そのため、主にネットや工務店の人、雑誌や書籍が主な情報入手先でした。薪ストーブを設置する前にはイメージでは以下のようなことを聞いたり、感じていました。
薪ストーブを長く使い続けるためには、導入前にしっかりとメリットとデメリットを考えておかないと、宝の持ち腐れになる可能性もあります。
薪ストーブを導入する前には、いろいろと不安なことや否定的な意見を聞きます。
本当に薪ストーブは良いことずくめなんでしょうか?家庭用の暖炉として、エアコンとの違いは何でしょうか?今回のシリーズでは薪ストーブユーザーとして本音で語ってみたいと思います。
初回となる今回は、薪ストーブの世間のイメージをまとめてみました。
導入する前はネットやいろいろな人に話を聞いてみて肯定的な意見や時には否定的な意見などたくさんありとにかく不安でした。まずはそんな話をしましょう。
薪ストーブに対する肯定意見
- 「炎を見て安らぎたい」
- 「暖房器具として使いたい」
- 「薪ストーブ料理を楽しみたい」
- 「なんだかおしゃれ」
- 「家の中でも火遊びがしたい」
- 「不要な端材を処理したい」
- 「家族全員で炎を囲んで団欒したい」
- 「田舎生活がしたい」
- 「家にストーブがあるなんて素敵」
なんとなく、雑誌のイメージそのまんまという感じで、アウトドア大好きな人が、家の中で楽しんでいる声がありました。
雑誌や薪ストーブ専門店のホームページでは、主に肯定的な意見が多いです。薪ストーブ専門店は薪ストーブを販売・設置・管理するのが利益に繋がります。わかりやすく言えば、薪ストーブを売ってなんぼの世界です。決して、否定的な意見を全面に出すことはないでしょうね。
できれば、薪ストーブを専門に扱っており、長年の実績のある工務店か、薪ストーブ店での設置が良いでしょう。
オススメとしては、工務店を通して外注で薪ストーブ専門で設置してもらうほうが、後々のメンテナンスについても強みを持たすことができます。
薪ストーブ関連の書籍の罠
過去の記事では、これら薪ストーブ関連の書籍についてまとめて分析しました。
薪ストーブについて書いている本を分析してみました。 - 薪とともに
筆者も長年、薪ストーブの本を購入して読んでいますが、大きな傾向があります。決して、薪ストーブを導入すべきではないとは書いていません。これら雑誌には、薪ストーブ専門店から広告料が発生しているので、絶対に薪ストーブはダメとは書いてはいけないのです。
しかし、下記の雑誌では、薪ストーブユーザーの本音と導入後の意見を読むことができますが、同様に薪ストーブは絶対良くないという記事はありません。
LOG HOUSE MAGAZINE(ログハウスマガジン) 2017年3月号をレビューする - 薪とともに
こちらの本のまとめにもありますが、しっかりと薪ストーブのデメリットを把握してから導入すべきという意見が重要ということでしょう。
薪ストーブに対する否定意見
- 「設置にすごいお金かかるよ」
- 「ランニングコストが悪いんじゃないの」
- 「暖房なんてエアコンで十分じゃないの?」
- 「火事になるから止めなよ」
- 「煙が出て近所に迷惑なんじゃないの」
- 「近所の煙突から、煙が出ててにおいが気になる」
- 「家の中が真っ黒になるんじゃないの」
- 「邪魔、部屋が狭くなる」
- 「夏はどうするの?移動できないじゃん」
どちらかというとリアルな現実的な話が多いと思います。
薪ストーブの使い方によっては危険なことになるのでそれのイメージがあるのだと思います。決して安いものではなく、設置時には薪ストーブ・煙突・設置費用などの初期費用は安くはありません。また、ランニングコストは、薪を購入すると良くありません。
薪ストーブの設置にはお金がかかることですので、トータルに考えないと単なるお飾りになってしまいます。これら初期費用が多額であることは否定できません。
これらの意見については、薪ストーブを導入していない方の意見が大部分です。見たことも、触ったこともない方の意見が大部分で、イメージが先行していることが多いでしょう。また、近所に薪ストーブを導入している方からの煙害による意見もみることもあるでしょう。いずれにしても、薪ストーブユーザーがデメリットを公表していることは少ないと言えます。
それぞれの意見を考えてみた
これら肯定・否定派の意見はすべて間違えていないと思います。
薪ストーブを紹介するホームページなどでは、すてきな薪ストーブを目にすることができるでしょう。
しかし、否定的な意見は薪ストーブの使用方法で軽減されたり、危険なことは防げることがほとんどです。
これらのデメリットになることについて、次の記事で書いています。
【導入までに読んでおきたい】薪ストーブのデメリットについて本音で書いてみました - 薪とともに