今回は薪を中心とした薪ストーブライフの年間の流れをご紹介します。また、原木を得る際の注意点なども書いてみました。
薪ストーブの一番のメリットと薪の消費量
薪ストーブの一番の目的は暖を取ることでしょう。この暖かさを得るために年間の動きがあります。暖かさを得るためには必ず燃料が必要となりますが、薪ストーブの燃料はその名前の通り薪になります。
薪ストーブは1日中焚いているとかなりの薪を消費します。使い方や木の種類によってある程度は変りますが、大量の薪を消費することに変わりはないでしょう。
薪から考えた薪ストーブライフの流れ
薪を中心とした薪ストーブライフを考えると、冬の間は薪を消費する時期となります。
備蓄していた薪を一気に燃やして消費する時期となります。後で紹介する乾燥した薪を消費する時期となります。薪をケチってちびちびと燃やしていると、不完全燃焼を起こしてしまいがちなので、薪は大量に焚きましょう。
我が家の例では、晩だけ薪ストーブを焚きますがこの量でおおよそ一週間ぐらいです。
週末になると、薪棚からこの場所に移動させています。おおよそリンゴ箱7箱ぶんです。 これだけでも寒い冬はあっという間に消費してしまいます。
では、薪はいつの時期に準備をしておくとよいでしょうか
大まかに説明すると、山で原木を調達して薪割りを行い、夏は乾燥のために薪棚に放置しているのが大きな流れです。我が家では毎年、春になると冬の間に調達した薪を収納する薪棚を作っています。年々、頂ける薪が多くなってきたので備蓄する薪棚が必要となってきます。
この薪をストックしておくために薪棚が必要となります。
薪棚作りについてはこちら
この消費する時期と薪の原料となる原木が手に入る時期が一致します。できれば消費しながら次のシーズンの薪を作ることが理想です。
山に入るリスクを理解しておく
しかし、地域によっては冬の間に原木を手に入れるために山に入れないことがあるので、一言ではいえないでしょう。通常、冬になると落葉樹は葉が落葉するため、伐採しやすい時期になります。葉が茂っている樹木を伐採すると葉の処理が必要となってしまうためです。
また、冬の山は雪が深い事が多く自動車が入れないことがあるので、結局は春先に原木をゲットしていることが多いです。
また、夏では蛇や猪などの動物が活発になるため山に入ることだけで危険なことが多いと考えられますね。
動物だけでなく蜂が多いのも夏特有ですね。このため原木を得るのは春先が適しているといでるでしょう。
以上のことから、夏よりも冬、さらには春先が樹木の伐倒には適している時期と言えるでしょう。
12月〜3月の薪集め
冬シーズンが到来すると薪ストーブに火を入れることが多くなってくる時期です。
太平洋側ではこの時期は年間を通して一番雨が少ない時期となります。
例えば東京では夏には雨が多く、冬には雨が少ないという傾向になります。秋になると多いのは台風などの襲来のため雨が多くなっていることを示しています。水分が多い樹木を移動させるだけで労働する際の負担が増えてしまいます。
このため、太平洋側の地域では冬に薪を調達すると良いでしょう。
逆に日本海側になると冬になると大陸からの北風のため雪が多く降ることとなり、山に入ることが困難です。また、雪崩や遭難などのリスクもあるため冬山に入ることが危険な行為になることになります。したがって、雪がなくなってからが薪集めのシーズンとなるでしょう。
ここから先はシーズンごとの薪集めについての注意点やメリットについて書いてみたいと思います。
3月〜5月の薪集め
原木を調達するには適した時期であり、薪割りの重労働を行っても熱中症になることが少ないでしょう。この時期に次シーズンの薪割りが終わっていることが理想です。
この時期は徐々に葉が増えてきますが、夏に比べるとまだまだ葉が茂っていることが少ない時期です。夏に向けてラストチャンスと言えるでしょうね。
今年はコナラを大量に手に入れることができましたが、収納する薪棚が不足してしまいました。乾燥させる薪棚の設置できる広さも実は重要なことだと言えるでしょう。
6月〜10月の薪について
薪の乾燥は半年以上は必要と言われており、春先に割った薪はその年のシーズンに燃やすことができます。できれば半年以上、乾燥させた薪が良いとされています。
夏の間は薪をしっかりと乾燥させる時期となります。雨を防いでしっかりと乾燥させると良いでしょう。
薪棚の整理術
薪棚を整理しておくと、いざ薪ストーブを焚く際に便利になります。冬の間は寒いのでできるだけサッと薪だ取り出せるように工夫すると良いでしょう。
我が家では、手に入れた時期ごとに薪を収納しており、消費する薪棚をずらしています。収納する場所を時期ごとで決めることで、しっかりと乾燥した薪から燃やしていくことになります。
〆
いかがでしょうか?薪ストーブの本には書かれていない薪について書いてみました。
まるでアリとキリギリスのような話ですが、寒い冬を暖かい薪ストーブで過ごすためにはコツコツと薪を集めることがポイントになりますね。
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