薪棚の基礎から作り直した薪棚作りの紹介もあと少しです。5棚目となる薪棚作りでは束石を使って土台はしっかりとしましたが、本体の強度が大事です。
初心者が作れる棚になりますが、強度を出すためにシンプソン金具を使いました。金具を使うと簡単に強度を保つことができるので使ってよかったです。
ずっと紹介していた薪棚作りも最終段階に入ります。
- 塗装で木材の劣化を防ぐ
- 木材をカットする
- 薪棚のイメージ図
- シンプソン金具の一覧
- シンプソン金具 RTC2Z リジットタイ
- RTF・RTTリジットタイ・フラット
- LUS ダブルシェアハンガー
- シンプソン金具を使った外枠が完成
- 薪を入れる棚を作る
- 最終完成
塗装で木材の劣化を防ぐ
まずは塗装で木材の劣化を防ぎます。塗装によって紫外線や雨などの腐食を防ぎます。塗装をしないと木材は簡単に劣化してしまいます。
事前に外枠となるツー・バイ・フォーに塗装をしておきます。
心機一転として塗装カラーをウォルナットからチーク色に変更しました。明るめの色なので仕上がりが楽しみです。
油性塗料は感想までに1日必要ということだったので、塗装は基礎を作った日に一気に塗ってしまい、用意していました。
塗装にはバケット型のローラートレイがあると、刷毛に付いた余分な塗料を落とすことができます。
木材をカットする
しっかりと基礎を作って土台となる板を仮置きしました。
基礎もしっかりとしてきたので仮置きをして全体像を確認します。いい天気で良かったです。色味も明るくていい感じです。
水平器があれば真っ直ぐの棚を作ることができます。今回購入して使用しましたが、しっかりとした建物を作るには必要だと思います。
丸のこがあるとツー・バイ・フォーでも一気にカットができて、正確な長さに切ることができます。前までは手作業でノコギリで切っていましたが、やはり電動のほうが楽だと感じました。
薪棚のイメージ図
今回の薪棚のイメージ図です。ツーバイフォーを13本ほど購入して作成することになります。さらに余った元からあった薪棚を解体したので、廃材を再利用して棚を作ります。
今回は今までの経験を活かして棚になる場所にも金具を設置させています。金具はシンプソン金具を中心に使用することにしました。
薪棚作りのポイントと失敗談はこちら
シンプソン金具の一覧
今回使用したシンプソン金具を並べてみました。
左が中木を挟んで梁を固定するリジットタイ RTF2、その下がダブルシェアハンガーと呼ばれるLUS、右が三方向を固定するコーナーに適しているRTCリジットタイ・コーナーと呼ばれる金具になります。
この金具は鉄製ですが、錆びにくいように亜鉛メッキが施されています。
シンプソン金具 RTC2Z リジットタイ
4つが1セットとなりますが、今回は12個を購入することにしました。やや多いように感じますが、しっかりと強度を出したいのでこの数にしましたよ。
今回は楽天で最安値を探して購入、ダンボールに入った状態で届きました。ダンボールを開けると中には整然とRTC2Z金具が入っていました。近所のホームセンターでも購入することができましたが、通販で購入したほうが汚れもなく歪みなどもないので通販での一括購入をオススメします。また、ホームセンターでは数が揃っていないこともあるので通販が適していると思います。
柱になる縦木材に下から嵌めるような形で、簡単にコーナー角を設置することができます。ツー・バイ・フォー材の大きさに沿って作られているので棚や机を作る際にとても良いと感じます。
RTC2Zは、コーナーの柱に取り付け水平部材に接続し、90°の角を形成します。少ない締め具(釘やネジ)が必要となり、時間と経費を節約できます。
乾燥、内装、非腐食環境での露出を減らすには、金具にはコーティングがされています。
RTCシリーズは3つほどあり、外側になるベロの部分の長さが異なっているものがあります。日本では主にRTC2Zが多く販売されているようです。
実際に取り付けたものがこちら、金具を設置して後から横の梁を設置することができます。一人でも簡単に薪棚や棚などを作ることができるでしょう。
RTF・RTTリジットタイ・フラット
RigidTieシリーズは、2つの木製部材を90°のコーナーを形成する垂直ポストに固定します。
今回使用したものはリジットタイRTF2を使用しました。下はそのイメージです。
詳しくはわからないのですが、金具自体は左右対称なのですが、ネジは非対称の位置に固定するようです。
もともとは予定していなかったのですが、近所のホームセンターで売っていたので購入、誰も買うことがないのか特売でした。かなり埃をかぶっていましたが、金具自体は問題なさそう。
実際に取り付けはこのようにしました。外枠だけでなく、中央にも柱を設けてしっかりと支えるのが目的です。また、隙間から薪がこぼれ落ちることがあるのでそれの支えとしても購入。
取り付け例としてどうぞ。
LUS ダブルシェアハンガー
LUS ダブルシェアハンガーはツーバイフォー材を簡単に梁を設置することができます。こちらも亜鉛メッキコーティングがされているため、雨などの水分に対して耐久性があります。 耐腐食性のための亜鉛メッキ鋼製 ヘッダーのインストールに柔軟性を提供しています。
実際の金具はこのような感じです。こちらもホームセンターで埃がかぶっていたのでやや黒っぽいですが使用には問題ありません。
LUS ダブルシェアハンガーは、やや開いた状態でしたので、余っていたツー・バイ・フォーを挟んで仮固定します。その状態で取り付けます。
リジットタイRTF2と金具が重なってしまったので、穴を開けて取り付けます。
この金具を取り付けると、サッとツー・バイ・フォーの梁を差し込むことができます。
LUS ダブルシェアハンガーの良いなと感じた点は、金具自体にスクリューを斜めに取り付けるようになっており、簡単にクロス状に打ち付けることができます。
また、金具によって下から梁を支える構造になっており、しっかりと梁が安定した状態となっているようです。
シンプソン金具を使った外枠が完成
シンプソン金具を使うと簡単に棚や机が作ることができるでしょう。実際に外枠を作るのは一人で作業をする際において安定した棚を作ることができました。
ほぼ垂直に柱を建てることができ、梁も水平に取り付けることができました。全体としてたわみなどはなく、強度な薪棚ができたと思います。
薪を入れる棚を作る
この外枠だけでは、薪を置くことができないので、上下の梁に廃材などを利用して棚を完成させます。
ウォルナット色の廃材があったので適当な長さにカットして棚を作ります。
真横から見た感じはこんな感じ、棚は水平でなないですがいろいろな大きさの薪を置くので良しとしました。
最終完成
いよいよ2日かけて作った薪棚が完成しました。薪棚自体の作製はおよそ半日で完成しました。塗装を事前にしていたのがよかったのかもしれません。
いよいよ完成です。薪を入れてみました。前よりも貯蔵するスペースも広くなり頑丈にできています。まだ屋根はないですが仕上げはあとすこしです。
一人で作りましたが、二人がかりで作るともっと時間短縮して作れるでしょう。
一気に6棚目も作りました
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薪ストーブや薪棚についていろいろ書いています。どうぞ読者になってくださいね。