今までの失敗を活かしての薪棚作り1日目、古くなった薪棚を撤去して穴掘りをしました。薪棚は梁を水平に柱を垂直に作らないと、重量がある薪を載せると歪みが生じてしまいます。
写真は3年ほど前に作った薪棚になりますが、重量がある薪を何度も乗せたり下ろしたりしているうちに歪んでしまいました。素人が作った薪棚ということがわかりますよね。金具を使用せず、筋交いを組んでいないと、冬の間に徐々に薪を消費しているうちに後方に傾いてしまいました。
薪棚とは、重量のある薪を長期間保存するための保管庫であることから基礎をしっかりとしないと必ず歪みが生じてしまいます。何度も薪を上げ下ろししているうちに保管庫のバランスも崩れてしまうのでしっかりとした基礎が重要ということを感じました。
このため、今回の薪棚作りでは基礎から見直して、しっかりとした土台から作ることとしました。
束石で基礎を作る
建物は必ず基礎がないと、木材が腐食したり建物が安定しません。今回の失敗はそのことを気付かせてもらいました。
過去に作った2〜5棚までの基礎は、レンガを下に敷いただけの簡易なものにしていました。割れなどは生じず大きな問題はなかったのですが、もっとしっかりとした基礎をしたほうが良いと思います。
地上からの高さもあまりないので、腐食も目立ちませんが塗装が落ちていることがわかります。これでは数年で土台から歪みが生じてしまいます。
このため、今回はツー・バイ・フォー束石を購入して、きちんとした基礎を作ってから薪棚を作ることにしました。
束石について調べてみると、いろいろなタイプがあります。私の薪棚は主にツー・バイ・フォーで作成しているためツー・バイ・フォー束石を選択しました。
束石は直接地面に置いても良いみたいですが、今回はしっかりと穴を掘って束石を埋めることにしましたよ。束石はおおよそ20センチの正方形、深さは10センチほど穴を掘って設置することにします。
今回は水糸を張ってしっかりと真っ直ぐを測定しました。水平に見える土地も測定すると斜めになっており、直接束石を置くとどうしても水平が取れないため穴を掘って水平器を使って水平を取ります。
水糸を張って、しっかりと縦に並ぶように設置します。穴を掘るのがとても大変でスコップだけでは難しいでしょう。人力だけで穴を掘るのはとても大変でした。
ツルハシがあるので、岩にぶつかったらこれで掘って土に穴を掘ります。
慣れない穴掘り作業はとても疲れます。専用の工具が欲しいところですが高額なので頑張りました。
6つ穴を掘るだけで4、5時間経過しています。天気が良いため一気に進めます。
砂利を入れて水平を取ります。そして、砂利を入れながら隣の束石との高さを合わせます。何度も束石を持ち上げては、砂利を入れたり、減らしたりを繰り返しました。
仮設置が終わって、1日目が終了。おおよそ半日くらい穴を掘っていました。今回の薪棚作りで一番苦労したのはこの穴掘り作業です。日が暮れてきたので続きは明日へ
2日目になり、改めて見直すと垂直で作ったはずなのに水糸からズレています。
もう一度、スコップで穴を掘り修正します。急がず余裕をもったためよかったと思います。
セメントで基礎を作る
束石が歪まないようにセメントで固定します。順序として砂利を入れてその上にセメントを入れることにしました。セメント1に対して砂を2という割合で作ります。
砂利の上にセメントを入れて、その上に束石を乗せます。再び水平を測定し直して、順に進めていきます。
専門的にはそこまで精密な水平をとらなくても、良いそうですがある程度の水平を保つように設置しました。
隙間にはセメントを入れて基礎は終了です。
各束石同士がしっかりと水平になっているか確認しながら作業を進めます。水平器は2つ以上あるほうが良いなと感じました。
今回使った道具
- スコップ
- ツルハシ
- バケツ
- ツー・バイ・フォー束石
- ツー・バイ・フォー6f
- 水平器 2つ
- 水糸
- セメント材
- 砂
- 砂利
〆
ここでやっと薪棚の基礎が完成しました。あとはツー・バイ・フォーをシンプソン金具でつなぐだけです。もくもくと一人で作業を行いましたが、良い春の陽を浴びて過ごすことができました。
素人が作ったものなので、アドバイスなどがあればお願いします。
続きはまた次の記事へ
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