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    【書評】部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科書を読みました

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    春になると昇進、新しい部署に移動、新入職員が入ってきたりして、後輩や部下が増えることがあると思います。

     

    部下がついてこないのではないのか?部下が辞めたいと言わないのかなどの心配があると思います。

     

    今回は、そのような人にピッタリ本になる『部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科書』を紹介します。

    皆に慕われるリーダーを目指して、ぜひこの本を読んでみてください。 

     

    この本は「株式会社think shiftからの献本」を頂きました。ありがとうございます。

     

     

     

     

    著者紹介


    浅野泰生 : 株式会社think shift 代表取締役CEO。1972年生まれ。愛知県一宮市出身。ビジネスパーソン自己実現に導く成長プロデューサー。新卒で国内最大級の飲料メーカーに入社。その後、職を転々とする。34歳のとき、業務システムの開発会社に一般社員として拾われる。入社から1年後、取締役に抜擢される。2014年には血縁関係のない創業者から会社を引き継ぐ。2019年5月、オーナーとの対立が表面化。突然、社長を“クビ”になる。その翌月、株式会社think shiftを設立。現在は、自身の経験に基づいた独自のマネジメント理論を体系化。経営幹部層を対象にした次世代リーダー研修『connect』などを展開している

     

    著者についてはこちら


    浅野泰生『部下のトリセツ』出版ドキュメンタリー

     

     

    部下のトリセツ 「ついていきたい!」と思われるリーダーの教科書にはどのようなことが書かれているのか?

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    一般的に、昇進することや部下を持つことは誇らしいことですが、ストレスをかかえることにも繋がります。

    昇進することでストレスが増えることによって、ストレス要因となってうつ病心身症になりうることが、メンタルヘルス分野では大きな問題となっています。

     

    部下を持つことがストレスになる大きな原因が、部下のコントロールや部下とのコミュニケーションがうまく行っていないことがほとんどです。

     

    仕事をしない部下や、ミスばかりの部下にきつい言葉を投げかけることが、自分を信頼してくれないことが、さらにストレスにつながっていきます。

     

    部下が発信する言葉に、どのような対応をすることが正解でしょうか?

     

    この本では、部下からのメッセージをどのように処理していくのが良いのか考えるヒントが隠されています。

     

    何回言ったらわかるんだ!

    やる気ないだろ!

    そんなこと常識だろ!

     このような言葉を言いたくなったと感じた人は、この本を読めば別の対応ができるかもしれません。

     

    私も 最近の若者は。。。と言いたくなることが多いですが、その若者たちと一緒に仕事をやっていくのが社会であり会社です。

    このため、部下をまとめてどのように舵を切っていくのかが重要といえるでしょう。

     

    一口にリーダシップといっても、個人の経験とセンスだけでやっていくのは危険だと認識しておくと良いでしょう。

     

     

    部下のトリセツからチョイス

    部下が「思っていたのと違う・・・」と入社後にギャップを感じている。あなたならどうしますか?

    1. 「どんなことがやりたかったのか」と聞いてみる
    2. 「はじめはそんなものだよ」と諭す
    3. 「イヤなら辞めれば」と突き放す

     

    自分が選んで入社してきたのですから3.「イヤなら辞めれば」とバッサリ突き放してあげたい気持ちもあるでしょうが、それでは退職者ばかり増えてしまいます。ましてや、私が辞めさせたようになるかもしれませんので、避けなければならないアンサーといえるでしょう。

     

    自分の失敗も交えて2.「はじめはそんなものだよ」のように諭すのも効果がある場合もあるでしょうが、部下の気持ちを汲み取っていないといえるでしょう。

    問題解決の方法とはいえないので、お茶を濁した感じになるだけでしょう。

     

    1.「どんなことがやりたかったのか」と聞いてみると、部下が何に憤りを感じているのか、またどのようなギャップを感じているのかを汲み取ることができるかもしれません。

     

    すべてが解決するとはいえないでしょうが、その後の部下との関係性は継続できると考えられます。

    「自分は向いていない、こんな仕事とは思っていなかった」と部下は言うでしょうが、それでは自分には何が向いていて、どんな仕事と思っていたかを聞いてあげるべきでしょう。部下の考えを尊重して、ひとまず耳を傾ける姿勢が大事でしょう。

     

    さらに、 目の前の仕事が会社や個人の目的とどのように結びついているのか、どのような意味があるのかを示してあげましょう

     

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     部下が叱られるとすぐにやる気をなくしてしまう

    1. 「叱られたぐらいで」とさらに説教する
    2.  指摘したいことを「〜してほしい」という言い方で伝える
    3. 「君はすごいよ!」ととにかく褒めて伸ばす

    あなたならどれを選択しますか?(続きは書籍で。。。)

     

    こちらの本でも書いているように、叱ると怒るは全く異なります。

     

    怒るは感情的に叱責することであり、感情をぶつけてしまうことです。

    特に、今年の6月からパワハラ防止法が施行されることにより、叱ると怒るを使い分けないと、訴えられる可能性もあるでしょう。

     

    上司と部下には、上下関係が存在し、知らずしらずにパワー・ハラスメントになりうります。しっかりと叱るテクニックを身に着けておかないと、部下からの信頼はなくなってしまうかもしれませんね。注意しましょう。

     

     

     

    最後に読み終えた感想

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     この本を読んで、部下のトリセツと書いていますが自分自身の振り返るきっかけになりました。

     

    「どんな部下でも、劇的に変わります!」と書いていますが、読み終えた後は、わたし自身が変わっていることに気づきます。

     

    チカラで部下を引っ張る『BOSS』ではなく、部下と一緒によい仕事をする『Leader』になるために、部下の説明書ではなく自分の振り返りにとても役立つ本だと感じます。

     

    部下から「ついていきたい!」と思われるリーダーになるためには、自分自身を見つめ直すことが大事なんだと気づきました。