クラピアの病気は白絹病と呼ばれるものがあります。 前回の記事では、白絹病が発症しないように刈り込みを行うことの重要性について書きました。
クラピアが幾重にも重なった状態では白絹病が発病しやすいことがわかっています。
今回の記事では、白絹病にかからないようにする予防編として、土壌の殺菌について書いてみたいと思います。
緑の絨毯がまるでパスタのような感じの殺風景になってしまいました。できるだけ、早めに刈り込みを行ったほうがクラピアには良いでしょう。
前回の記事はこちら、白絹病がかからないようにクラピアの刈り込みを行いました。刈り込みを行うと病気を早期発見することもできます。
白絹病の殺菌方法
白絹病は菌核が土壌中にあるので、土壌を完全に水没させる湛水(かんすい)や、ビニールを被せて土壌を高温にして殺菌する方法などが一般的です。
詳しくはこちらで説明しています
クラピアの病気とその対策(2) 白絹病に罹患した茎の除去について - 薪とともに
紹介している土壌は法面となっているため、湛水にすることは不可能、南に面していないためビニールを被せても高温になりにくいため薬剤で殺菌することにしました。
石原フロンサイドの紹介
土壌を殺菌する薬剤はいくつかありますが、今回紹介するのは石原フロンサイドと呼ばれる薬です。今回はAmazonで購入しました。
袋の裏側には、フロンサイドは白絹病に効果があることが書いています。クラピアにも効果があることを期待して撒いてみたいと思います。
白絹病以外にも殺菌作用があるので、土壌中の菌が除菌されてしまいます。土壌に撒いてみた
適量がいまいちわかりにくいですが、適当に撒いてみました。
殺菌剤を撒いた後は、その部分に真砂土を撒きます。グランドカバーがない状態での法面の砂は雨で流れてしまいますが仕方がありません。この殺菌処理をしたのは昨年の9月です。それから白絹病の再発はありません。