前回の記事では、クラピアの病気である白絹病について書きました。
白絹病はクラピアに限らず、トマトやなすなどの野菜に発生することが多いようです。
発生してしまったら、その株を除去して、その他に植物に伝染しないようにすることが重要です。放置するとどんどんその周りが病気になってしまいます。
今回の記事では、クラピアが白絹病にかかってしまった後の対策と、その後の経過について書いてみたいと思います。
前回のクラピアが白絹病にかかってしまった記事はこちらです
白絹病の一般的な除去方法はこちら
(1)土壌中や土壌表面に生ワラなどの未分解有機物があると病原菌が増殖して多発の原因となるので、土壌に生ワラなどを施す場合は植え付け1カ月以上前に施し、土壌とよく混和して腐熟を促す。また、畝面への敷きワラは作物の株ぎわまで覆わないように注意する。
(2)菌核は野外で数年間生存できるが、好気性の菌なので、湛水状態にすると3~4カ月で死滅する。露地栽培では水稲との輪作、ハウス栽培では夏の休閑期に湛水あるいはハウスを密閉して太陽熱処理を行い菌核の死滅をはかる。
湛水(かんすい)とは、稲刈りが終わった水田に冬期も水をはる農法。 藁のちらばる水田に米ぬか、ボカシ肥、ミネラルなど、土壌生物のエサになるものをまいてから湛水する。
連作を避け、本病が発生する他の作物も栽培しない。生わらなどの未熟有機物を植え溝に多量に投入しない。発病株は菌核が形成される前に抜き取り、圃場外に持ち出して深く埋めるなどの処分をする。発病のごく初期に株元に薬剤を処理する。夏期にマルチ被覆による太陽熱消毒をする。田畑輪換する。薬剤による土壌消毒を行う。
白絹病(しらきぬびょう) | 農業害虫や病害の防除・農薬情報|病害虫・雑草の情報基地|全国農村教育協会
調べたことのまとめ
調べてみると、主に野菜に関連した白絹病に関する記事がありますが、クラピアに発生してしまった白絹病についてはあまり情報がありません。
我が家ほどクラピアが白絹病にかかって重症なものはないですね。ほんと、気をつけないと。。。。
調べたことをまとめると、病原菌が増殖してしまうので、発症した植物はすべて処分してしまうことが第一歩です。
その後は、病気になった 場所に再び病原菌が残らないように殺菌することが次のステップになるようです。
今回発症したものは法面になっているところなので、湛水はできない場所です。
とりあえず、発病してしまったクラピアをお掃除するところからになります。
我が家の白絹病の対策
とりあえず、クラピアに大発生した白絹病は広範囲に渡っているので、発病してしまったクラピアはもちろん、隣接したクラピアを除去することにしました。
何重にもなっているクラピアを除去していくと、地表部分のクラピアがやっと見えてきました。この部分のクラピアは茎が太くなっていますが、この部分の発病具合がとてもひどかったです。
茎が真っ白になっており、泡状の菌糸がびっしりとこびりついていました。
この日はひとまず、病気になったクラピアを除草して、根まですべて除去しました。
このままでは再び菌が発病してしまうので、なんらかの方法で白絹病の病原菌を死滅させないと再びクラピアが病気になってしまうでしょう。
近くの場所では、白絹病の足音が聞こえており、正常なクラピアの下では白絹病があちこちで発病していることがわかります。これはとても深刻です。
一見元気そうにみえるクラピアも、放置しすぎると病気になるので、今後とは定期的に刈り込みをしなければならないと実感しました。
クラピアが白っぽく枯れてきたら、注意が必要かもしれません。
4年放置していたので、地表まで15センチぐらいの高さまでクラピアが折り重なっています。
今回は発病したクラピアを除去するだけで半日かかりました。日頃からクラピアの手入れが必要だということでしょう。次の記事では白絹病の予防のために刈り込みの大事さについて紹介しますね。