グランドカバーのひとつであるクラピアは冬の間は枯れており、一年中グリーンのままではありません。これは芝生と同様で、夏の間にあった葉は冬には全て落葉してしまいます。
この春はどのようにクラピアが葉が生えてきて、一面グリーンになるのかを観察しています。前回の記事はこちら 3月の様子です
4月になり日中の気温も上昇し、徐々に過ごしやすいようになりました。といっても、冬と比べると暖かいのですが、今年はやや寒の戻りが大きく、4月でも寒い日が続いています。
今回の記事では、冬の間に眠っていたクラピアが徐々に葉が生えてくる様子と、日照時間が異なる方角によってどのような違いがあるかをレポートします。
4月中旬のまとめ
4月になり最低気温が4度〜6度程度になり、氷点下になることはなくなりました。しかし、気温はあまり上がらない状態だったので寒い日が続きました。
もう一度、我が家のクラピアの状況を整理し、まとめから書きます。
北側:建物の影になりがちで直射日光は当たらない斜面です。クラピアは土に接するところと、その上にさらにクラピアが覆いかぶさって生えている状態です。やや葉が残っているため、霜の影響が少ないためか早く葉が生えているような感じです。
南側:直射日光が当たる場所で、夏の間はグリーンの絨毯になっています。地面にびっしりと茎が根を下ろし、冬の間では茎が網のように残っています。意外と、葉が生えてくるのが遅いので地面からの影響が受けやすいだと感じます。暖かくなると葉が新生してきました。
東側:直射日光がとても少なく、南側のように茎が地面にびっしりとなっていますが、まだまだ枯れた状態が続き、緑色は全くありません。まだまだ冬眠している様子
西側:斜面のためしっかりと土に踏みしめが行えていないため、ランナーが伸びがちの状態で越冬しました。緑色はまだまだ少ない状態です。少し葉が生えてきた感じ
南側以外はランナーが伸びていて、地面との接触が少ない傾向があります。
以上のように、冬から春にかけて葉が生えてくるのは、日照時間が影響しているのではなく、地面からの影響が大きいと感じます。とくに霜が降りる状態ではクラピアは枯れたままでした。
ここからは、それぞれの様子を写真で見てみましょう・
4月4日 西側
4月初旬になりましたが、まだまだ寒いため、枯れたままの西側斜面。
白くなっているところは、白絹病のためすべて伐採したところで、土が流れ落ちてしまっています。詳しくはまた記事で書きますね。
南側
西側と同様に寒いためか、南側でも葉が生えていませんが、冬に比べると茶色の色味が濃くなってきた感じがします。
4月7日 南側
暖かい日が多くなってきたので、びっしりと網のようになっている茎から小さな葉が生えてきました。茎自体は茶色のままですが、他の方角より新しい葉が生えている印象があります。
西側
光の差し込みが少ない東側は枯れた状態のまま、特に変化がないように感じます。木くずが多いのは薪割りをするためです。
西側
斜面の土留めとして植えた西側でも変化がありました。少しづつですが葉が生えてきました。
北側 4月10日
なぜか葉が多く越冬したので、だいぶ葉が大きくなってきており、赤と緑が混在している状態です。他の方角と比べると一番、緑色の葉が多い状態です。
まとめ
本来は踏みしめがあるほうが密度が多く生えるクラピアですが、土の影響を受けやすいためか緑の葉が少ないという結果になっています。
夏の間の見晴らしは南側が良いですが、春は北側のほうが緑の葉がある景観として良好です。
これからさらに暖かくなるので、レポートしますね。
クラピアを受けるベストタイミングはゴールデンウィークと梅雨前なので、クラピアを検討している方はそろそろ良い時期になるのではないでしょうか