今回はigloo(イグルー) クーラーボックス MARINE ULTRA マリーンウルトラ 54 をご紹介します。さらに、修理用のパーツも紹介するので、使い馴染みのあるユーザーの修理用としても必見です。
イグルーはよくアウトドアグッズで紹介されていますが、今回はクーラーボックスに着眼してみました。
igloo (イグルー)とは
iglooは、1947年に創業され、金属加工工場や油田で重宝されました。それまでの作業所では、飲料水は木製の箱に入れられ利用されていました。その場合、環境よって汚染されたりすることが問題となっていました。
このためイグルーは、金属製のウォータージャグを製造するメーカーとなり、さらに保温性と機密性に優れたクーラーボックスや、ウォータージャグなどを製造するようになりました。
現在では、イグルー製品はアメリカでのアウトドのトップブランドとなっています。特に魚釣りをした時のクーラーボックスとしてシェアが大きいメーカーです。
アウトドア雑誌でよく紹介されるのは、ウォータージャグです。
黄色と赤の配色が特徴的で、アウトドアでも映える色合いとなっています。機能的にもクーラーボックスと同じで保温性に優れている点が、愛されている証です。
クーラーボックス MARINE ULTRA マリーンウルトラ 54 の外観
我が家では、家族4〜5人ぐらいのアウトドアクーラーとして使用しています。
食材と飲料水、氷を入れても十分な余裕があります。色はオフホワイトで、表面はザラザラとしています。船上でも使うことを想定しているため、滑りにくいように工夫されています。なぜ白かというと、太陽光線によって熱くなりにくい色であるからです。
さらにUV対抗剤の入ったプラスチックを原材料を使っているため、劣化しにくい工夫がされています。しかし、パーツなどは使う度に劣化していくことになるので、交換パーツが用意されています。
外寸を測ってみると、幅は64センチ、縦は36セントでした。
内寸を測ってみると、深さは29センチ、幅は55センチ、縦は31センチでした。
とにかく大きいので大容量ということは間違いありませんね。
上から見ると・・・
天板はとても上部で大人が座ってもびくともしません。なんなら上に立っても問題なさそうです。また、専用のクッションも販売されているので、座る椅子としても十分能力がありますね。他のメーカーでは座ることを禁止していることが多いので、他と違う点だと感じます。すなわち強靭性に自信があるという裏返しになります。
中央にはイグルーのロゴがあり、さらにインチとセンチの長さが測ることができます。このイグルーのクーラーボックスは釣り用のクーラーボックスとしても使用されており、釣った魚の大きさを測ることができるようになっています。
付属のパーツを観察する
側面をみると。。。
持ち手はゴムが付いており、しっかりと握ることができます。また、ハンドル部が可動式になっているため、両手で持つと、自動的に丁度よい角度になりますね。しっかりと握ることができるので、大量の荷物を入れても力が入れやすいというメリットがあります。フタに取っ手がついているクーラーボックスでは、片手で持つことになるので、マリーンウルトラ54のように、左右に取っ手があるほうが良いでしょう。
イグルーのクーラーボックスの旧製品ではゴムがついていないため、水がかかると滑りやすいという難点がありましたが、現在の商品ではゴムがついており、滑ることは全くありません。ユーザー視点でみるととても良いなと感じます。
このハンドルは交換することができますので、破損時には自分で修理することができます。その際、クーラーボックスのサイズによって、取り付けるハンドルのサイズが異なるので注意が必要でしょうね。
(54QT~72QT) がマリーンウルトラ54で使用できるサイズですが、(94QT~100QT)はワンサイズ大きいものになります。ご注意ください。
背面をみる・・・
排水用のシステムは、キャップ式になっており外側からキャップを挿すだけの構造となっています。大量の水を入れても意外と耐久性があるので水がこぼれ落ちることはありませんでしたよ。
こちらも専用の交換用ドレンが販売されています。特にプラスチック製なので劣化が生じやすい部品なので、自分で交換できる点が他のメーカーよりもメリットがあります。
前面から見る
前面には商品紹介のシールが貼ってありました。すぐに剥がしましたけど。
それと天板をロックする部品(ラッチ)が付いています。フタを締めて黒い器具をパチっとはめ込むだけでロックできます。通常の荷物であればこのロックで十分です。フタを持つ取っ手があるわけではないので、このようなラッチで十分なようです。
このクーラーボックスは魚釣り用にも使用されているので、気密性の高さを伺えますね。
このロックするラッチの破損が多いようで、フタを閉める時には注意が必要です。何も気にせずにガッとしめてしまうとラッチの固定部分が衝突して破損しやすいそうです。
背面から見ると・・・
背面には丁番(ヒンジ)がついており、可動式になっています。フタは気密性が高く中の温度を逃さないような構造になっています。もし、破損しても自分で修理できそうですね。ホームセンターでも同じような部品がありますが、穴のサイズがぴったり適合しないと本体に穴を開ける必要があります。
イグルーの専用パーツであれば、穴を再利用することができます。購入時にはプラスチック製ですがステンレス製に交換することもできます。
マリーンウルトラ54を使ってみた感想
かなり大きい割には中に何も入っていない状態であれば簡単に片手で持ち運ぶことができる軽さです。その割には温度を逃がさない工夫と技術が備わっています。
厚みもそこまでないので、十分、冷えたまま使用することができました。秋に使用しましたが翌日まで氷が残っており、生の肉などもそのまま保温されていることを感じます。
何と言っても中に収納するスペースがあるので、どんどん荷物を入れてしまいがちです。51リットルの容量があるのでアウトドアではこれぐらいの大きさが限界だと思います。これ以上大きいと、一人で持ち上げることが不可能になりそうです。
このようにギッシリと詰め込んでしまうと、移動させるためにはアウトドアキャリーは必須だと感じます。
タイヤ付きのクーラーボックスもありますが、タイヤがあるとその分、容量が減ってしまいます。容量が減ってしまうとさらに巨大なクーラーボックスが必要となったりするので、大きいクーラーボックスを使用する目的からズレてしまいがちです。そのためにもアウトドアキャリーが必要ですよね。
アウトドアキャリーについてはこちらをどうぞ
なにげに、フタが開ききってしまわないようにワイヤーケーブルがついている点が素晴らしいです。ここまで大きいとフタが向こう側に行ってしまうとフタを戻すのが面倒になるのでとても良いと感じます。また、向こう側に荷物があっても当たってしまわないためにもこのような工夫が良いなと感じます。
イグルーのマリーンウルトラ54のデメリット
収納用のクーラーボックスですが、これを収納する場所を結構な場所をとります。
シーズンオフは納戸にしまっていますが、これが邪魔だなぁと感じる時がありますが、キャンプのときには役に立つのでガマンです。
使わない時は、ソフトクーラーボックスを入れてしまったり、アウトドアの小道具などを入れています。
断熱材には超高密度ウレタンフォームが使用されていますが、ドレンにはプラスチックが使用されています。さらに、ドレンは簡単なキャップのみで外界と遮断しただけの構造となっています。つまり、冷えた水や空気はキャップ一枚だけで区切られていることになるのでここから冷気が逃げていることになります。
特に水などの液体は簡単に温度を移動することになるので、ここにウレタンスポンジやゴムなどを入れて簡単に温度が移動しないようにしています。せめて内フタがあると良いなと勝手に思ってしまっています。
〆
いかがでしょうか?今回はイグルーのクーラーボックスを紹介して、修理用のパーツもご紹介しました。末永く使うためには、交換用のパーツがあるのが心強いですね。
長い人は20年以上も使い続けている人もいるので、ひとつは持っておきたい道具です。