いよいよ9月に入り、秋祭りの季節になってきました。
私のブログでは過去、岸和田だんじり祭について書いてきましたが、今年はどうなってしまうのかについて書いてみたいと思います。
8月の時点では岸和田だんじり祭は開催予定でしたが、複数の町が祭礼を実行する意思を示していたり、辞退するような感じで町によって参加・不参加が町によって異なる形となっていました。
しかし、8月になってどんどん感染者が増えてきているため、自粛をすべきではないか、それとも今年こそ開催すべきではないかという意見に割れているようですね。
岸和田市からの提案
そこで岸和田市からは下記のように条件づけで開催を模索しました。
観覧自粛のための対策
1.観覧スポットの立ち入り制限
やりまわしスポットは祭礼団体による自主規制が行われます。加えて、例年のやりまわしスポットで観覧できないよう対策を実施し、祭礼関係者以外の区域内への立ち入りを制限します。
2.露店の出店自粛
人の密集を避ける観点から、露天商に対し、祭礼期間のだんじり曳行区域及びその周辺における市の道路等占用を許可しない判断としました。
3.観光客対応の中止
仮設の駐車場、特設の案内所や休憩所、案内看板は設置しません。また例年配布しているだんじりの曳行ルートや見どころを紹介するパンフレットも作成しません。
4.誘客に繋がるイベントの中止
例年どおりのパレードと本市による記念品贈呈式は実施しません。※大阪府による感染対策に係る要請等がある場合に限ります。
※上記の対策は、今後の感染拡大の状況に応じ変更となる可能性があります。
このようにひとまず、外からの観客を誘致することは避けて、だんじり祭り自体は行えるように検討したんだと思います。
試験曳きは中止!?本祭は行われるの?
しかし、最近ではフェスでのクラスター感染者があるため自粛すべきではないかという意見もあります。開催してクラスター感染があると主催者はバッシングを受けることにつながってしまいます。
ここからは個人的な意見なんですが、たぶん岸和田だんじり祭はあります。完全に中止で昨年のように何もないということはないと思います。
その理由は、岸和田だんじり祭を止める団体やつながりは少ないからです。
例えば、音楽フェスやイベントが開催される、されないひとつの理由としてスポンサーによる助言があります。
そのスポンサーから中止にすべきではないかと意見があると、開催者としてはフェスや祭りを行うことができないと思いますが、岸和田だんじり祭には特定の企業スポンサーはありません。
祭りを運営しているのは、そこに住んでいる人達で、誰が資金援助しているかというと地域の中小企業やそこに住んでいる人たちの寄付金で成り立っています。
また、花火祭りのように市町村が運営の可否を持っているのではなく、岸和田だんじり祭を運営するのを決めているのは年番と呼ばれる祭り関係者による団体によるためです。
このように自主運営を行っていることから、簡単に中止ですとはならずに、町によって参加・不参加がバラついたりすることにつながっているんだと思います。
こちらの記事にあるように岸和田だんじり祭は、試験曳きといって本祭の一週間前に試し曳きという形で、祭りに近い状態で練習が用意されています。この試験曳きが中止になりましたが、本祭は実施されることになっています(9月7日時点)。
結果的には、下記のように通常曳行(やりまわし)をせずに、走ったりせずに神事を行うようですが、ひとまず祭りは実行するようです。
祭り参加者と見物人のウイルス感染防止、見物人警備によるウイルス感染を考えると
通常の曳行は自粛し、神事のみ行う方向で進める所存です。
従い、迫っております試験曳きは22町曳行を自粛し感染対策に努め、令和三年度
岸和田祭禮神事に繋げる事を決定いたしました。
岸和田祭禮の神事におきましては 関係各所と協議し決定いたします。
いずれにせよ、祭りに参加する人たちは、一般人ですのでクラスター予防を徹底するのは難しいかもしれませんが、できることを模索しているのが感じ取れます。
感染者が増えないように、岸和田だんじり祭が開催されるといいなぁと個人的には思っているので、頑張ってほしいものです。