給水がうまくいかないと、洗濯庫内の水が少なくて洗濯が十分にできないことに陥ります。このままでは生洗いの状態となってい、洗濯洗剤がきちんとすすぎができなかったり、洗剤が洗濯物に溶けていない状態となります。これらが生洗いの原因や匂いの原因となります。
この記事では、パナソニック洗濯機の給水弁の取り付けや天板パネルの取り外し方について説明しています。
天板パネルを外す前に必ず給水ホースや電源コードを抜いておいたほうがよいでしょう。漏電による感電事故を防ぐためにも忘れずにおこないましょう。
前回の記事(分解前の確認事項)はこちら
今回、修理した洗濯機はパナソニック製の 洗濯乾燥機 NA-VR5600R-W -右開きタイプ-です。VR-5600L、VR-5500シリーズ、NA-VR3500、NA-VR1100、NA-VX9500も同じ構造ですので、役に立つでしょう。
家電の修理ははとても危険な行為です。怪我や故障するリスクも大いにあります。どのような事態になっても自分1人で解決できる能力と、全ての事柄を自己責任で実行出来る方のみ読み進めてください。
天板の外し方
天板パネルの左右には隠しネジがあります。マイナスドライバーで優しくこじると隠しネジが発見することができるでしょう。
ネジはちょっと深めの場所に取り付けられています。
隠しネジはやや深いところにあるので、長めのドライバーや電動ドリルのビットも長めを用意しておいたほうがいいでしょう。
乾燥フィルターの周囲にもネジがあります。これらを取り外します。乾燥フィルターを取り外した後、その周りを確認しましょう。
乾燥フィルター受けの中にも隠しネジがありますので注意してください。無理やり外そうとすると天板が割れてしまうかもしれません。
次は洗濯機の背面に周り、天板パネルについているネジを取り外しましょう。
天板パネルはプラスチック製なので優しく扱いましょう。まずは、天板パネルを取りまずしてみましょう。前面パネル(操作パネル)との干渉もありますが、ゆっくりと取り外すといいですね。
この状態でも掃除は可能ですが、給水弁にはアクセスしにくいので、上背面パネルを取り外します。
私の家の背面パネルは液体洗剤がべっとりついていますが、普通はないもの。気にせず作業を進めました。
背面パネルは鉄製のスチールパネルになっています。この背面パネルは3つに分けられていますので上から外していくといいでしょう。また中パネルが重なって上パネルを取り外しく悪くしているので、順序よく外していくのがコツです。
これら背面パネルを外すと給水弁がよく見える状態になります。
黒コードがアースで組み立てのときの確認用のマジックがついています。これらの確認のために写真を取っておいたり、マジックでアースを印つけるのがよいことを学びました。どうせ見えなくなるものですものね。
給水弁の交換
それでは給水弁を取り外します。端子をゆっくりと引き抜くと給水弁と電源コード類を分離することができます。
ネジ類は少し固めなので電動ドライバーがおすすめです。マキタが欲しいけど、リョービで頑張っています。
給水弁の部品は楽天やヤフーなどで購入することができます。分解さえできれば誰でも交換はできるでしょう。
今回購入した給水弁はこちら、注文した翌日に届きました。凄い!すぐに開封せずに品番などを確認したほうがよいでしょう。
洗濯機を分解した状態で翌日を迎えました。
洗濯機が使えなくなるとコインランドリーに行く手間が増えるのでストレスフルですが、新しい洗濯機を購入するとしても数日はかかります。できれば修理するのが良いと考えます。
給水弁は常に水圧によるストレスがかかっているところなので、10年もすれば劣化してくるものです。見た目的には違いはわかりません。
しかし、ホースネジを取り付けるゴム製のパッキンのようなものはついていませんでしたので、古いのを流用しました。
これらを取り付け、アースの電極の間違いには注意して再び取り付けます。水栓弁がとりついたら仮運転をして水栓弁の様子をみてみましょう。
洗濯機修理編 スタートページ
〆
いかがでしたか?洗濯機の修理はなんだか大変そうだと感じますが、ゆっくりと時間さえかければ誰でもできるぐらいシンプルな作りになっています。
水位が変だなと感じたら、水位センサーか給水弁、排水と順に確認してみるとよいと思います。他にも交換が必要だと感じた場合はスタートページを再確認してください。
水位センサーの交換方法はこちら