コロナウイルスの影響もあって、在宅で仕事をする機会が増えました。一年前では考えられないぐらいリモートワーク生活が進み、一気にテクノロジーが身近になったような気がします。
Zoomやオンライン会議が当たり前になりつつある今、『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑 』を読んだので書評レビューを書いてみたいと思います。
どんな人にオススメか
共通していえるのは、スマホやパソコンを使って“何か”を始めたい人やすでに行なっている人でしょう。この本を読めば、テクノロジーに関連するキーワードをたくさん知ることができます。
ゼロから理解するITテクノロジー図鑑の特徴
『テクノロジー辞典』はひとつのワードについて見開きで言語による説明が左ページ、イラストによる紹介が右ページに示されており、必ず見開きで完結する工夫がされています。イラストは武田侑大さんが描いており、味のあるイラストが見ていても楽しいし、頭にスッと入ってきます。
また、説明ページで紹介されたキーワードも示されており、詳しく学びたい人は、それらキーワードをさらに検索するのに利用することができます。
ゼロから理解するITテクノロジー図鑑を読んでみた感想
日常的に仕事でパソコンを触っている私は、知っていることを確認できたり、知らないことについて学ぶことができました。
知っているつもりのことでも、きちんと調べたことがないキーワードについて理解が進みました。例えば。。。
マルウェアって説明できますか?
この本を読むまでは、、なんとなくウイルスやマルウェアっていうものがあって、パソコンに寄生して、何かパソコンに悪いことをするものー、っていいうイメージがありました。
マルウェアについては、このようなことが書かれています。
マルウェア(malware)とは「悪意のあるソフトウェア」のことであり、様々な種類がある。例えば、ウイルス、ワームバックドア(裏口)、ランサムウェア、トロイの木馬、ルートキットなどが存在する。
この本を読んだ後にわかったことは、パソコンに悪い影響を与え個人情報を抜くようなプログラムや、パソコン自体をフリーズさせるプログラムなどがあり、それらを総称してマルウェアと呼ぶことを知りました。
また、マルウェアにも種類があって、きちんと定義されていることがとてもよかったと思います。これらのキーワードについて違いを確認することができます。
それぞれのキーワードについて、なんとなく“知っているつもり”のところがハッキリと違いがあることを理解できたのはとてもよかったと思います。
しかし、それらマルウェアの予防法や駆除する方法については書かれていません。つまり、ハウツー本でもなければ詳しい専門書というわけでもありません。
このあたりが、この本の特徴であり、初学者や語彙を広くするための本としては最適でないかなと感じます。
パソコンの便利な操作方法についてはこちらの本がオススメです
プログラミング言語の違いってわかりますか?
『ゼロから理解するITテクノロジー図鑑』では、プログラム言語についても書かれています。
例えばC言語、Java、JavaScript、rubyー、pythonなどの一通りのプログラミング言語についても列挙されていて、それらの違いを知ることができました。
しかし、マルウェアの時と同様にプログラミング言語のインストール方法や使い方や役立てる方法については一切書かれていませんん。
プログラミングについて興味がある人はこちらの本がオススメです。
ゼロから理解するITテクノロジー図鑑の使い方
以上のことから、こちらの本では下記の人は、あまり役に立たないかもしれません。
まとめ
このように、『ゼロから始める』の本は、知っているようで知らないことが書かれており、知識の整理、教養としてテクノロジー関連の語彙を増やす本としてとても優秀だと感じます。