パナソニックの洗濯機は10年くらいで不調になると言われており、故障によって買い替えを視野に入れると思います。しかし、自動車と一緒で部品を交換してあげれば再び使うことができるるでしょう。
今回の記事では、パナソニック製の洗濯物の故障原因をまとめいます。さらに修理方法については各ページにリンクを貼っていますので、ご自身の不調の原因がわかれば自分で修理(DIY)することも可能になると思います。
今回、修理した洗濯機はパナソニック製の 洗濯乾燥機 NA-VR5600R-W -右開きタイプ-です。VR-5600L、VR-5500シリーズ、NA-VR3500、NA-VR1100、NA-VX9500も同じ構造ですので、役に立つでしょう。
最新型であっても基本的な構造は変わりませんので修理の手助けになれば幸いです。
家電の修理ははとても危険な行為です。怪我や故障するリスクも大いにあります。どのような事態になっても自分1人で解決できる能力と、全ての事柄を自己責任で実行出来る方のみ読み進めてください。
- 電源がつかない(電源系、コンピューター不調)
- 洗濯機の故障の多くは水が流れない(給水不可)
- 水が排水されない(排水不可)
- 水がきちんとたまらない(水位エラー)
- 乾燥がしっかりきかない(乾燥不十分、生臭い)
- 洗濯機で洗ってもかび臭い匂いがひどい(カビ臭い)
- ドラムが回転(モータードラム不調)しない
など様々です。
給水トラブル編はこちら
なぜか、水が給水されないとお悩みの方は給水編の記事を御覧ください。こちら
ここから先は、水位センサーエラーや、乾燥の調子が悪いなどの不調を抱えた人が読むと納得できる記事を紹介したいと思います。
水位センサーとヒートポンプユニット故障の症状とエラー番号
この記事を書くきっかけとなったのは、我が家の洗濯機が故障したからです。
2009年の11月に購入したので、約10年になります。この時もインターネット通販で購入したものです。5年保証には入っていましたが、期限切れのため自腹での修理になります。
主症状は槽内の水が少ないため、十分に洗えないという状態です。
何度も何度も、チェックしながら分析した症状は以下の通りです。
ななめドラム洗濯乾燥機「NA-VR5600L」他 新シリーズを発売 | プレスリリース | Panasonic Newsroom Japan
- VR5600シリーズはWジェット水流という全面のガラス蓋のあたりから水が吹き出すようになっていますが、これがない。
- 全体的に水量が少ないまま、追い水というか、水が不十分なのに、上流水が不十分な状態なのに止まってしまう。
- 時間を設定しても、時間前に洗浄を切り上げ、脱水になってしまう。
- 上流水が槽内にあっても、すぐに脱水してしまい、すぐに上流水を追加するようになる。このため、もともと入れていた洗剤がない状態で洗うので、汚れがとれていない。
- 乾燥を行ってもやたらと時間がかかる割に、生乾きで匂いが臭いなど、、、、
今回、私が遭遇したエラーはH97というエラーが生じます。
H97というエラーは、ヒートポンプユニット・水位センサーの異常となっています。
そもそもヒートポンプユニットって何って言う方が多いと思います。ヒートポンプユニットとはエアコンのようなもので洗濯庫内を温風循環させて衣類を乾燥させる心臓部分のことです。
この温風を循環させる設計がトラブルを生む原因となっていました。
水位センサーの異常・DIY交換についてはこちら
原因は槽内の循環システムの設計?
ここでネットの情報や、私が行った方法から述べると、まずは乾燥する時の空気の流れ道をキープできているかを確認してください。
この時期のパナソニック の洗濯乾燥機のデザインは浴槽とヒートポンプユニットを循環させて乾燥させるシステムをとっていました。
洗濯機の正面の下は排水システムにアクセスしやすいように、下部のパネルがかんたんに外れます。背面も金属製のパネルがあるも、かんたんに外すことができるようになっている。
槽内上部からゴムやシリコンのパイプを伝って、ヒートポンプまで空気を送り、ヒートポンプユニットで暖めて、槽内へ戻す。これを繰り返して中にある洗濯物を乾燥させる。
洗濯機は、ドラムが回転して洗濯物を洗うが、乾燥機はその周りを循環させるように設計されている。しかし、このデザインが致命的な欠陥が生じています。
それは、槽内にあるホコリがうまくキャッチできずにヒートポンプユニットまで循環してしまうのです。
ヒートポンプユニットのなかは・・・
ヒートポンプユニットはエアコンと構造が似ていて、コンプレッサーとフィンが取り付いていて、この部分にホコリがこびりついてしまう。
こびりついてしまうと、洗濯物の乾きが悪くなったり、ヒートポンプユニットの下には露結した水分が通るホースがあるが、これが詰まってしまうようです。
このポンプユニット、つまりコンデンサとフィンについては、販売されているので、自分で交換可能です。
続きはこの記事へ
分解作業はとても技術を伴います。まずは簡単なお掃除をして様子をみてみましょう。
下記のページだとひとまず庫内の綿埃を掃除することができるでしょう。
このヒートポンプユニットの掃除や分解掃除方法については、読んでみてください。