薪割り機の故障で多いのは電源が入らない、モーターが動かない、ピストンが止まったまま、ピストンの馬力が弱くなった、ピストンラムやシリンダーからのオイル漏れがひどいなどがあります。
今回の記事では、モーターの電源が入るが、ピストンが止まったままの状態を修理したいと思います。
薪割り機の故障のナンバー1
電動薪割り機の故障原因のナンバー1は、ピストンラムが動かなくなることでしょう。
電源スイッチを入れて、モーター音はするにもかかわらず、ピストンラムが動かないことがあります。具体的には。。。。
・ モーターのスイッチを押すとモーターから音が出るが、レバーを抑えてもシリンダー内のピストンラムが動かない。
・ モーター始動スイッチを押し続けると、いつかは、電源盤のブレーカーが落ちる。
この現象が生じる一番の原因は、コンプレッサーに過度の負荷をかけすぎると、コンプレッサーに付属するコンデンサが破裂してしまうことです。
コンデンサがない状態では、電源スイッチにてモーターは駆動しますが、コンデンサがないため持続してモーターは駆動し続けることができません。
あまり硬い木で長時間負荷をかけすぎるとなかのコンデンサが破壊されてしまいます
こんな感じで・・・一度買ったばかりのときに壊しちゃいました。モーター部分の横の箱にはコンデンサが収納されています。
上記の症状を疑う場合は、コンデンサが格納されているボックスを開けてみましょう。開ける前に匂いを家具と薬品のような香りがしているでしょう。
買ったばかりで壊れたのでとてもショックでした。
コンデンサを交換しましょう
電解コンデンサは耐圧は上位互換であればフィルムコンデンサやセラミックコンデンサーのように厳密に設定していなくても大体のものが使えます。
CBB60というコンデンサのモデル、耐圧250V容量100μF誤差±5%が必要です。
キンボシのメーカーからは90uFと聞いていますが、90uF以上であれば大丈夫でしょう。
コンデンサモデル:CBB60
静電容量 100µF
許容誤差 ±5%
定格電圧 - AC 250V
私が購入したものは450Vですが、問題なく使用できています。
コンデンサボックスを開けて、中の配線を取り出しましょう。こちらにギボシ端子を取り付けて配線を行います。
コンデンサボックスの内寸は60mm 130mmとなっています、これ以上のサイズは入りません。
今回購入したコンデンサでは、118mm 55mmとなっており、問題なく収納できそうです。
うまく収納することができました。
これで電源スイッチを入れて、レバーを押せばピストンラムがうまく動くことができました。
コンデンサの破裂を予防するためには
木の種類によっては樫の木や柳の木は硬くて粘りがあるような木は割れないことが多いです。やはり、木の質によって異なります。
このように、過負荷をかけるとコンデンサの破壊が生じるので、最近は薪の長さは短めに設定しています。