クラピアを調べると、芝生の代わりになるグランドカバーとして紹介されています。
春から秋にかけてクラピアは緑の絨毯になりますが、冬になると芝生と同様に枯れてしまいます。
この記事では、冬のクラピアの様子と春にむけてクラピアが少しずつ変化することを紹介します。
秋と冬のクラピアの状態
クラピアは真夏になると一面、緑一色になりますが、秋になり気温が下がると徐々に紅葉になります。
気温と日照時間が短くなると、徐々に赤みを帯びた葉となり、茎も赤みを帯びてきます。さらに気温が低下すると、枯れたように茶色になり葉は落葉し始めます。
グランドカバーのクラピアは降雪や霜の影響が大きいです。クラピアは気温の低下によって、赤色から茶色になり、完全に葉が落葉してしまいます。
クラピアは茎と根の部分、小さな葉と花に分けられます。
冬の間は、葉は落葉してしまい、茎だけが残る状態になります。茎だけがのこるため、景観としてはあまり良くないかもしれませんが、クラピアを植えておくと、地面が見えなくなるため、雨が降っても砂が上がってくることが防ぐメリットがあります。
春に向けてクラピアの変化
春も近づき、最低気温が氷点下を下回らないようになると、春に向けてクラピアは徐々に変化してきました。
クラピアは最低気温が15度以上にならないと成長しませんが、最低気温が5度以上になると、徐々に変化があるようです。
ここからは冬から春に向けてどのような変化があるかを紹介したいと思います。
今回の記事では、方角によってクラピアの成長が異なるので立春の時期の様子をまとめてみました。
我が家の日照様子と方角についてはこちらの記事をごらんになってください。
日照時間が長い南側の様子
南側は日照時間が長く、他の方角と比べると太陽の当たっている時間が長い傾向があります。逆に霜の影響も大きく、冬には完全に枯れてしまいました。
南側はランナーとなる茎が地面に密着している部分では、葉が落葉してしまい茎だけがうねうねと走っているのが残ります。さらに霜の影響を受けるところでは枯れてしまう傾向がとても大きいようです。
クラピアが枯れてしまう条件では、気温が大きな原因と考えられますが、滑り台の下は緑色のまま越冬することができました。
ほぼ同じ気温になるところでも、霜が大きく影響しているようで、霜がつくとさらに気温の低下が顕著になりがちです。
地表の温度が低い、霜が降りるところが、クラピアが枯れてしまう条件のひとつだといえるでしょう。
日照時間が短い東側の庭
3月3日 最低気温 4度 最高気温 15度
2月末から暖かい日もあり、完全に枯れていたクラピアが赤みを帯びてきました。雨が降った後はちょっとずつ緑の茎が増えた感じがします。日照時間が短い東側でも少しづつ赤みを帯びてきました。
日照が極端に少ない北側のクラピア
建物の影になり、ほとんど直射日光が当たらない北側は成長が遅いようです。
3月3日 最低気温 4度 最高気温 15度
我が家の北側のクラピアは法面に植えているため、踏み込みと刈り込みが甘いのがよくありません。写真のように地面に匍匐しているクラピアの上に覆いかさばるようにクラピアが乗っかっています。
しかし、霜の影響を受けにくいのか、完全に枯れきっていないところがあります。
※クラピアはしっかりと刈り取って、踏みしめることを怠ると、病気になってしまうことがあります。
3月4日 最低気温 6度 最高気温 10度
気温の上昇とともに、茎は赤みを帯びてきて葉も色づいてきました。南側と違って地面に触れていない茎は、落葉が少なく枯れてしまうことが少ないようです。
まとめ
クラピアは地面に接しているところは完全に枯れてしまいますが、覆いかぶさっているところは緑の葉を残すようです。また、緑の葉はそこから復活する様子が観察することができました。おそらく葉にある葉緑体から光合成が行われていると思います。
北側の斜面は、もう少し暖かくなったら、完全に刈り込みたいと思います。