いよいよ受験シーズン真っ只中になりましたね。センター試験まであと数日です。
センター試験では体調には万全を期し受験したいものです。
でも、センター試験当日や直前にインフルエンザやノロウイルスにかかってしまったときはどうすればよいでしょうか?
また、家族が病院に運ばれたときなどの緊急事態、当日、自分が事故に遭遇したときなどはどのようにすればよいでしょうか?
結果から書くと、一週間後の追試が認められています。
今回は受験生がインフルエンザやノロウイルスにかかってしまったときなどの対処法についてまとめてみました。
インフルエンザやノロウイルスにかかってしまったら
受験上の注意にはこのように書いています。
インフルエンザ,ノロウィルス等の感染症にかかり治癒していない者は,他の受験者や監督者等に感染するおそれがあるため受験はできません。追試験の受験を申請してください。
まず、インフルエンザやノロウイルスにかかってしまったときは、まずは受験票に書いている問い合わせ大学に、申請受付時間内に連絡をしましょう。
※ あとで書いている申請受付時間内を越えてしまうと追試験を受験できなくなるので必ずすぐに連絡をしましょう。
申請受付時間
・本試験前日(1 月 17 日) 9:00~17:00
・1 日 目(1 月 18 日) 7:30~18:10
・2 日 目(1 月 19 日) 7:30~17:40
追試の受付時間は、試験時間が終了するまでに連絡することが必要です。通常の終了時刻(1日目18:10,2日目17:40)となっています。
※ なんらかの事情で受験大学の試験時間を繰り下げて開始したときは、この時間より遅くなることがあるようです。
さらにこのように書いています
追試験の受験許可の単位は,2日分の教科・科目又は1日分の教科・科目です。1日目又は2日目において,1つの教科・科目でも受験した者は,当該試験日は追試験の対象となりません
つまり、1日目、または2日目のどれかを受験してからでは、追試の申請はできませんので体調には気をつけましょう。
申請方法
・本人又は代理人が,受験票に記載されている「問合せ大学」に電話連絡した上で,申請受付時間内に「受験票」と「医師の診断書」(治療期間が明記されたもの)を「問合せ大学」に持参し,申請してください。
許可された場合は,追試験受験許可書が交付されます。
・ 申請受付時間内に本人又は代理人が「問合せ大学」に行けない場合は,申請受付時間内に疾病・負傷の状況を,「問合せ大学」に電話連絡し指示を受けてください。
申請方法は2つあります。まず、本人でも家族でもいいので問い合わせ大学に連絡しましょう。医師の診断書と受験票を持って、問い合わせ大学に来るようにとありますが、体調が悪い本人は難しいでしょう。誰でもいいので代理人に受験票と診断書を持っていってもらいましょう。
通常は、申請時間内に持っていくことができないため、まずは問い合わせ大学に相談することが大事です。
診断書について
インフルエンザやノロウイルスにかかってしまった、大きな怪我をした場合は診断書が必要です。
お医者さんに必ずこう言いましょう。
「今日 センター試験があるのですが、受験できないことを診断書に書いてください」
「明日 センター試験がありますが、受験日までに治らないと書いてください」
「怪我によって、受験ができないことを書いてください」
このように、試験日には受験できないことを診断書に書いてもらってください。
インフルエンザの場合
通常、インフルエンザは熱が下がってから「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」が登校開始日となっています。
学校保健安全法による出席停止期間より
インフルエンザと出席停止期間|川崎医科大学 総合医療センター
このように、事前にインフルエンザにかかってしまった場合は、発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまでというルールがあるので問い合わせ大学に相談してみましょう。
重要なのは、診断書に試験日には自宅で療養が必要と書いてもらうことです。
ノロウイルス・ロタウイルスの場合
ノロウイルスやロタウイルスは感染性胃腸炎と呼ばれており、インフルエンザのように明確なルールは学校保健法にはありません。
しかし、センター試験の受験上の注意には追試験が可能とありますので、事前にかかってしまっている場合は、問い合わせ大学に相談してみましょう。また、診断書に受験できない、なたは療養が必要である旨を記載してもらいましょう。
このように、診断書を書いてもらうには、インフルエンザによって受験できないという意味があります。単なる風邪では追試験の申請は難しいと思います。体調には気をつけて、受験に挑みましょう。
また、ちょっとした怪我の場合は追試験の受験は難しいかもしれませんが、まずは問い合わせ大学に連絡してみましょう。
試験日に事故にあった、交通機関の遅延や運休のとき
試験当日,試験場に向かう途中で事故にあった場合又は交通機関の遅延・予定外の運休にあった場合も追試が認められています。
その他 やむを得ない事情
・両親又は親族等の危篤,死亡
・自宅の火災
やむを得ない事情とは、家族の危篤のときや火災にあったときなど追試が認められています。
どのような事情があったのかを、問い合わせ大学に相談することが先決です。
追試験日
令和 2 年 1 月 25 日(土),1 月 26 日(日)
再試験をこの期日より後に実施する必要が生じた場合は,再試験と同一の期日に実施します。その場合は,追試験の受験許可者には別途通知します。
これらは、悪天候や災害があったときにさらに振替日が考えられますが、通常は上記の日程で行われるでしょう。
追試会場
東京芸術大学(東日本)、大阪大学(西日本)
追試会場は2会場しかありません。この会場に来れない場合は受験できませんので、できるだけインフルエンザにかからないように注意しましょう。
地区
■東日本
(北海道,東北,関東甲信越,静岡県)
・試験場名
東京芸術大学
音楽学部試験場
・所在地
〒110-8714
東京都台東区上野公園12-8
■西日本
(東海<静岡県を除く。>, 北陸,近畿,中国, 四国,九州,沖縄県)
・試験場名
大阪大学 医学部試験場
・所在地
〒565-0871
大阪府吹田市山田丘2-2
詳しくはこちら
まとめ
インフルエンザやノロウイルスなどは、予防をすればある程度は防げます。
あと少しですので受験生は気をつけましょう。