お昼は家族でバーベキュー、夕方はダッチオーブンを使って鍋料理、夜は焚き火台として使えるバーベキューコンロ兼 焚き火台が多くなってきました。荷物を減らして手軽に家族が喜ぶバーベキューコンロと焚き火台があります。これさえあれば、一台で三役にもなります。
せっかくアウトドアに出たのですから、バーベキューだけで終わるキャンプはのはもったいないです。夜までしっかりと使いこなしましょう!焚き火をせずにキャンプは終わらせるのはもったいない!
ムードも盛り上がりますよね。
バーベキューコンロ&焚き火台で代表的なメーカーとしてユニフレームとキャプテンスタッグ、スノースピークではないでしょうか。
前回の記事では、ユニフレームファイアグリルとキャプテンスタッグ ヘキサステンレスファイアグリルを比べてみました。
キャンプファイヤーで使える焚火台 〜薪拾いの知識〜 - 薪とともに
今回の記事では、ユニフレームファイアグリル 683040と専用収納ケースについてご紹介します。
すべての開封前の様子
紹介するものは、すべてユニフレーム製の商品、三点です。
- ファイアグリル(683040)
- ベビーロストル
- ファイアグリル収納ケース
ファイアグリルは大きさによってラージとノーマルの2タイプあり、ノーマルのサイズといっても430×430mmの焼網が乗るので2〜6人のバーベキューでは十分な大きさでしょう。
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詳しくみてみましょう
ファイアグリルの開封の儀
ファイアグリルは真四角の箱に入っており、正面には鉄板焼やバーベキュー、ダッチオーブン・焚き火の写真が描かれています。まさに一台で4役にもなるマルチな使い方ができるバーベキューコンロです。
裏面には簡単な設置方法とオプション品が紹介されています。今回紹介する収納ケースが、最初から付属されていればもっといいのなと感じました。
箱から出してみると、炉と呼ばれる炭や薪を入れる器状のものと、炉の中敷きとなるロストル、炉を組み上げるスタンドと焼網がついています。
たったこれだけ?と最初は感じましたが組み上げると、なるほど、シンプルな構成ながら、しっかりとした剛性をもったセットとなっています。
ロストルには傷防止のため、青のビニールシートがついていますが使用する前には剥がしてしまいましょう。
ファイアグリルを組み上げる
多くのバーベキューコンロでは、パイプのような脚を組み上げる形式が多いですが、ファイアグリルではスタンドを曲げるだけで完成します。
①矢印に従ってスタンドを開いていきます。これを他のスタンドも同様の方向に開いていくとスタンドが立つようになっています。このあたりもシンプルながらうまく設計されている点です。組み上げ式のパイプ脚では移動中にパイプ脚がガラガラと音をたててしまうことが多いですが、このようにセットになっているためバタつきがありません。
写真のように矢印とツメ金具が上向きになるように開くと良いでしょう。この矢印の方向を間違えると炉を乗せることができません。
写真では、ツメ金具の位置が正しい時と誤った時を示しています。ツメ金具が下向きだと炉が乗らないことをに気づくでしょう。しっかりと矢印の方向にスタンドを開くとよいでしょう。
炉を載せずにスタンドのみで自立して立つことができていますが、スタンドのみで立たせるとややガタツキがあったので心配になりました。しかし、炉を乗せるとしっかりと安定したコンロになります。
次に炉を載せてからロストルを入れましょう。炉もロストルも特にロックするような仕組みはありませんが、スタンドにすっぽりと収まり、ロストルもガタツキがありません。このあたりが日本製の品質を感じます。また、炉もキラキラと光っているのでとてもカッコいいと感じます。シンプルながら、非常にセンスが光ります。
炉のハンドルがツメ金具に引っかかるようになっているので、アクシデントが発生しても炉がスタンドから落ちることがないように設計されていることに気づきます。
焼網を載せてみました。まるでモデルのような美しさでバーベキューをするのがもったいないぐらいきれいです。サイズ的には家族で使い分には十分すぎる大きさでしょう。
焼網は100均と比べると、やや太めで波打っていて、頑丈です。意外とずっと使えます。
「ロストル」の役割
ロストルとは、炭の下に敷くことで通風を良くし、炭火を熾しやすく、火もよく燃えるようにする「火格子」のことです。ロストルを敷くことで炉台底面と炭との間に適度な空間ができ、効率よく炭火を熾すことができます。 ユニフレームHPより
ロストルの役割はパンチ穴から空気の通り道を確保して、上昇気流を生みます。
炭が燃え続けるためには酸素が必要です。この穴を通して常に空気を得ることができ、焚き火やバーベキューの薪や炭を燃焼させることができます。
バーベキューをしていて、急に炭の火力が落ちた経験がありませんか?それは灰によって燃焼している炭の部分が外気にさらされていないため生じます。
このパンチ穴があると、自然と灰は炉の下の方に落ち、常に上昇気流によって酸素が送り届けられるようになっています。パンチ穴が大きいところも特徴です。
炉に落ちた灰は、炉には隙間がないため地面の落ちることがありません。もちろん、芝の上で使用しても問題ありません。灰が芝生の上に落ちるコンロは、芝を焦がしたりするので注意が必要でしょう。直火禁止のエリアでも使うことができるでしょう。
これはウッドデッキでも使えるということで、使い勝手のよいコンロだと感じます。
バーベキューのあとにバーベキューコンロの掃除って面倒じゃないですか?バーベキュー用のグリルマットを炉の中に敷いておくと、灰の片付けが簡単にできます。
さらに、◯で示している炉の切れ込みが炉の四隅は熱による変形を防ぎ、空気を取り入れるためにあえて隙間を設けています。
しかし、実際に使用するとロストルは変形し、灰やススによって汚れてしまいます。このあたりはどのバーベキューコンロをつかってもしかたないことでしょう。
焼網はツメ金具に乗せるだけでとくにガタツキはありません。やや頼りない感じがしましたが、大きな衝撃を加えない限りは焼網が落ちることはないでしょう。
炉に対して焼網がクロスして鎮座しているのが他のコンロにはない大きな特徴です。バーベキューをしていて必ず気になるのが、炭の位置を移動させたり、追加するときに焼網を浮かせなければなりませんが、ファイアグリルではその必要がありません。クロスしてので、四方から火箸などで炭を動かすことが簡単にできます。
ユニフレームファイアグリルのデメリット
デメリットとしては、スタンドに遊びがないので、地面が水平でないと設置することができない点でしょう。
また、炉の高さ(クリアランス)があまりないので、横風にさらされやすく、大きめの薪や炭が無駄に消費してしまいがちです。このことについては後日記事にしますね。
ファイアグリル専用収納ケース
ファイアグリルには収納ケースが付属でありません。専用のケースを購入すればすっぽりと収納することができます。
ポリエステルでできており、黒の収納ケースです。
中に収納した炉が飛び出ないように、ベルトがついています。
実際に収納してみました。専用収納ケースなのでピッタリのサイズです。説明書では同じサイズのファイアグリルが2つ入るそうです。
ファスナーがついていないため、炉についた灰などが出てきそうで、そこが残念なところかな。
炉がたためないので、サイズが大きい気がしますが、スタンドを収納するスペースになるのでこれでいいかなと感じます。炉が折りたたみ式だと灰がこぼれ落ちるので、炉に隙間がないのが特徴です。
次の記事では、バーベキューが上手に焼くポイントと、ダッチオーブンが安定する理由について紹介します。ご期待下さい!
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商品のまとめ
サイズ 使用時:約430×430×330(網高)mm 収納時:約380×380×70mm 材質 炉・ロストル:ステンレス鋼 スタンド・焼網:鉄・クロームメッキ 重量 約2.7kg 分散耐荷重 約20kg |
サイズ 約335×335mm 材質 ステンレス鋼 重量 約1.3kg |
サイズ 約430×100×405(高さ)mm 材質 ポリエステル |
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