こんにちわ、薪ストーブを設置する前に考えること 第三弾として騒音問題と薪作りについて書いてみたいと思います。
薪ストーブ自体は無音で、屋内に設置しますで、ご近所への音の心配は全くありませんが、薪ストーブに入れる薪作りには音がけっこう出るのです。
今回は、そんなお話です。
薪を手に入れる方法は、薪そのものを購入するか、木材や丸太から薪をDIYする方法のどちらかになると思います。
薪を作る工程
その薪を作る工程は以下の順になります。
- 樹木を倒す
- ある程度の太さの丸太を切り出す(短い丸太のことを玉切りと呼びます)
- 丸太をさらに割って薪とする
- 少なくても半年以上は乾燥させる
という流れがあります。
樹木を倒す
まず、木を切り倒すためにはチェーンソーが必要となります。
昔はノコギリで切っていたそうですが、チェンソーの方が早く作業が完了するため、チェンソーのみで伐採していきます。
樹木の伐採についてはこちらの記事をどうぞ
ある程度の太さの丸太を切り出す
切り倒した樹木のままでは大きすぎて薪割りができないので、適度の大きさに切り出します。この短い丸太のことを玉切りと呼びます。
この時にストーブに入る大きさに切っておかないと、再び自宅で短く切る工程が増えてしまいます。
切り倒した樹木は重く持ち運びにも不便です。このため運搬しやすいように短くカットすることになります。この時もチェンソーを使うことになります。
トラックがあれば別ですが、乗用車に乗るぐらいの大きさにカットする必要があります。長すぎると車を汚してしまうかもしれません。
丸太を縦に割って薪とする
玉切りしたものを薪ストーブに入るように斧を使って、さらに縦に割ります。薪の大きさをそれぞれ計算して、大割・中割・焚き付け用と太さを設定します。
少なくても半年以上は乾燥させる
乾燥させていない、生木や草木を燃やすと必ず煙が発生します。この原因は水分を十分に含んでいるため不完全燃焼を起こし、煤が発生することとなります。
同じように、切り倒した樹木には必ず水分を含んでいます。この水分を含んだまま薪ストーブを焚くと必ず煤(すす)が発生します。
この煤が煙突内でこびりついたりするタールとなり、煙突内火災の原因になるので必ず乾燥させた薪を作ることが必須ですね。
この乾燥させる場所が薪棚になることが多く、半年以上寝かせることになります。
以上が薪を作るまでの工程となり、おおよそ半年前から準備する必要があります。
(お金があれば自分で作る必要はないですけどね・・・・)
薪作り工程の騒音問題
簡単にまとめると、樹木を短くする、薪割りの際に音が出ます。
1.樹木を短くするとき
特に、樹木を短くする道具としてチェンソーはとても音がします。原チャリのアクセルをふかしたみたいな音がしますので、ご近所からは苦情が出るかもしれません。
無音のチェンソーはないということを認識しておく必要があります。
近所との距離が近ければ、電動式チェンソーもあるのでそちらを選択した方が良いと思います。もしくは、自宅のそばではチェンソーを使わず、伐採時に短くするように工夫したほうがいいでしょう。
電動式チェンソーについてはこちらに書いています
2.薪割りのときの音
さらに、薪割りの時でも、斧で薪を叩く音がします。薪割りは斧で木々を叩き割ることで成立します。
これもある程度のご近所との距離がないと苦情が出るかもしれません。
薪割りを行う時間や曜日などを考えましょう。また、ご近所に赤ちゃんやご病気の方がいないかなどの情報収集も大事になります。
また、電動式薪割り機であればある一定の音はしますが、短い時間で大量の薪割りが可能です。
電動式 薪割りについてはこちら
エンジン式薪割り機は住宅地で使うのは止めておいたほうが良いと思います。
拾い敷地があれば一番いいのですけどね。
手動式薪割りを使う手もありますが、時間がかなりかかると思います。
抜本的な解決策
自宅周囲ではチェンソーや薪割りをしない!これが一番の解決案です。
近くの放置農地や資材置き場などの場所を借りて、そこで薪割りや玉切り作業を行うのが良いのではないでしょうか。
この場合、農地を借りてそこで作業をするなど、自宅とは距離がありますがご近所からの騒音問題からは必ず回避できます。
地域によれば、借地農地が格安で借りる地域もあるようなので、探してみてはいかがでしょうか?もし、借りることができれば、薪棚を作ったり、道具などもそこで保管することができたりするので、考えてみてはいかがでしょうか?
〆
薪割りや薪作りには必ず音が発生します。ご近所トラブルにならないように薪作りをする時間や曜日などを気をつけることが必要だと思います。
薪ストーブの導入前には、一度騒音問題があることを認識しておいたほうが良いと思います。