東京オリンピック(2020)では、もちろん聖火が灯されます。過去、日本では3回オリンピックが行われています。順に、東京(1964)、札幌(1972)、長野(1998)の順で行われてきました。
今回の記事では、これら過去のオリンピック聖火台と聖火セレモニーをまとめてみました。日本人でも知っているようで知らない豆知識を確認してみましょう。
本日の目次
東京オリンピック 1964年
概要:アジアで初めてのオリンピック、戦後日本の復興の契機と位置付けられる。高度経済成長する東京の起点でもある。
東京オリンピック1964' では金メダルラッシュがあった。体操(つり輪・跳馬・平行棒)で3つの金メダルを奪取、国技である柔道では軽量・中量・重量と制覇した。
レスリングでは5階級制覇、ボクシング・重量上げでも金メダルであった。また、東洋の魔女と呼ばれた女子バレーが金メダルを得た。
旧国立競技場の聖火台に聖火を点火したのは、広島に原爆が投下された3時間後に生まれた19歳の青年だった。
当時としては珍しいカラー映像における点火の様子です。
こちらの記事では、撤去される前の聖火台が紹介されています。
新国立競技場の建設に向けて撤去される前の聖火台です。現在は国立競技場建替えに伴い2019年3月まで石巻市総合運動公園に展示される予定だそうです。
東京から宮城県の石巻に少しの間お引越しのようです。なぜ、ここかは復興を見守るという意味があるそうです。詳しくは下記のリンクへ
1964年東京五輪の聖火台mikeaself.wordpress.com
埼玉にある東京五輪の聖火台!?
埼玉県川口市の青木町公園には、この旧国立競技場の聖火台のレプリカがあります。
なぜ、ここにあるかというと、東京オリンピックで使用された聖火台は川口の鋳物であったためです。
鋳物ということは薪ストーブと同じなんですね。川口の鋳物師 鈴木万之助、文吾さんの親子が2ヶ月間をかけて制作したそうです。
こちらの記事では、撤去される前の聖火台が紹介されています。
長野オリンピック 1998
スキージャンプでは日本勢が金2個(ラージヒル個人・船木和喜、ラージヒル団体・日本代表)。団体では原田と船木のジャンプが話題になりました。
女子モーグルでは里谷多英が金メダル。
スノーボード大回転とハーフパイプの2種目がこの大会から正式種目として採用された。
スピードスケートでは清水宏保が男子500メートルで金メダル、男子1000メートルで銅メダルを獲得した。また、女子500メートルでも岡崎朋美が銅メダルを獲得した。
ショートトラックスピードスケート男子500メートルでは西谷岳文が金メダルであった ウィキペディアより
聖火セレモニーでは92年のアルベールビル五輪フィギュアスケート女子銀メダリストの伊藤みどりさんが『能』をイメージした衣装を身にまとい、ハスの花を頭につけて登場した。点火自体は特に普通に行うも、点火後に自動昇降機がゆっくりと降りるのがシュールに見えます。紅白歌合戦みたい。
長野オリンピックの開会式は力士や長野県の祭りを集結させるなど「和」を全面に押し出した演出ですね。個人的には聖火台は後ろから見る方がカッコイイように感じます。聖火台のイメージ図も格好いいです。
札幌オリンピック 1972
ジャンプ競技70m級においては、笠谷幸生が金、金野昭次が銀、青地清二が銅メダルに輝き、日本人が表彰台を独占しました。のちに日の丸飛行隊と呼ばれることになる。
103段の階段を登りきった先に聖火台があります。16歳の少年が点火した。点火した後は会場のリンクに大量の子供たちが風船を持って軽やかに滑ります。帽子が昭和感がすごくします。
聖火台はプロパンガスで火が付いていたようです。
なんと聖火台は二つあり、開会式を行った場所(スピードスケート競技のメイン会場)とアルペンスキーの会場とあります。これはとても珍しいですね。
下記のサイトでは、現在の聖火台を360度パノラマで見ることができます。新緑の北海道の聖火台が映えます。
〆
2020年東京オリンピックの新国立競技場のデザインについてはよくテレビでやってましたね。聖火台は新国立競技場のデザインで設置する場所がないなど問題になっていました。新聖火台はどのようなデザインになるのかとても個人的に興味があります。
札幌市 2026年 冬季オリンピック・パラリンピック招致
最後に、札幌市では2026年冬季オリンピック・パラリンピック招致しています。
東京に続いてもう一度札幌でオリンピックを!
紹介動画を是非御覧ください!